岩井澤健治監督がほぼ個人で7年の歳月(!)をかけて作ったという最高にイカしたアニメーションです。
あらすじは楽器未経験の不良学生が思いつきでバンドを組むところからから始まるのですが、実写の動きをトレースするロトスコープという手法で制作されていて背景とのバランスなど、とても不思議で滑らかなキャラクターの動きをしています。
監督さんのインタビューを読むと、実に4万枚を超える作画枚数でキャラはフォトショップで着彩、背景は全て手塗りという気が遠くなるような工程を経て作られています。しかもおひとりで(汗。
情熱があれば面白くなる、というような根性論は好きではありませんが、この作品からは岩井澤健治監督の熱を感じることができるのも、素晴らしいアニメーションになっている要因の1つなのは間違いありません。
音楽を題材にした映画やアニメは劇中で流れる『音楽』が相当重要になってくるんですが、本作品はその部分も素晴らしくカッコイイです。
原作にある『ボボボボボボボボ』という表現も見事映像化されています(笑)。
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